出版業界の紙業務はどこまで自動化できる?BookLink PROに導入されたAI-OCR活用事例
紙の注文書や販促チラシ、FAXによる情報共有など、出版業界では長年、紙を前提とした業務フローが定着してきました。
一方で、手入力や仕分け作業にかかる負担、情報共有の遅れといった課題から、業務のデジタル化を検討する動きも広がっています。
本記事では、出版業界向けデジタルチラシ配信サービス「BookLink PRO」において、当社エルボーズが研究開発を行うAI書類読み取り技術「Lbose OCR-CORE」を導入し、紙業務の効率化を進めた取り組みを紹介します。単なるツール導入ではなく、既存業務の流れを前提に、どのようにAI-OCRが組み込まれているのかを整理します。

BookLink PROについて
文化通信社が提供するデジタルチラシ配信サービス「BookLink PRO」は、重版やパブリシティなど、出版社がPRしたい注文書や販促情報を書店に届けるためのプラットフォームです。出版業界の販促・受発注業務を前提に、タグ付けされた付帯情報をもとにデジタルで出版社と書店をつなぎ、情報共有の効率化・最適化を支援しています。
また、ニュースサイト「BookLink」では、出版関連のニュースを無料で公開。書店員や本好きの読者、出版業界に関心を持つ方々向けに情報を提供しています。
▶︎ BookLink PROの詳細はこちら
https://book-link.jp/media/booklinkpro
書店員・図書館職員ができること
- 書店および図書館の登録は完全無料です。大手チェーン書店から個人経営の独立系書店まで、自由にサービスを利用できます。
- FAXの紙代や仕分け作業などのコスト削減に貢献。タグ付けされた情報をもとに、自店に合った商材情報を効率的に収集できます。
- プラットフォーム上でチラシ情報を共有することで、重複や未発注を防ぎ、発注業務の円滑化につながります。
出版社ができること
- FAX送信費などのコスト削減につながります。PCやスマートフォンでチラシを閲覧でき、出版社・書店双方の負担軽減を図れます。
- 本部・店長だけでなく、現場のジャンル担当者にも直接情報を届けることが可能です。
- 書影や展開写真などの画像を高クオリティ・フルカラーで訴求できます。他社チラシも閲覧できるため、チラシ制作のノウハウ向上にも寄与します。
主な導入書店
導入書店数:約1300(親アカウント=店舗・本部)
- 全店導入書店(本部含む)
- 未来屋書店:240店、くまざわ書店:220店、紀伊國屋書店:160店(大学センター含む)、大垣書店42店、有隣堂37店、三省堂書店21店、ブックエース21店、今井書店19店、文苑堂書店11店、廣文館12店、啓文社12店、八文字屋書店11店、ふたば書房10店、白石書店5店
- 本部仕入導入書店
- カルチュア・コンビニエンス・クラブ、大学生協事業連合、三洋堂書店、丸善ジュンク堂書店、喜久屋書店、明文堂プランナー、精文館、楽天ブックス
- 主要店舗導入書店
- うさぎや5店
- 単店導入店
- 丸善丸の内本店、丸善日本橋店、福岡金文堂本店など、約100店舗
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https://book-link.jp/media/booklinkpro
AI書類読み取り技術「Lbose OCR-CORE」について

「Lbose OCR-CORE(エルボーズ OCR-コア)」は、当社エルボーズが研究開発を行っているAI-OCR1技術です。手書きや印刷された文字情報をデジタルデータに変換するOCRに、AIを組み合わせることで、書類レイアウトを考慮した読み取りを可能にしています。
BookLink PROでは、このAI-OCRをチラシ情報の入力工程に組み込み、紙の注文書・販促チラシに記載された情報をフォーム入力する作業をAIが代行する仕組みを採用しています。従来、人手で行われていた入力作業の一部をAIに任せることで、出版業界特有の紙業務をデジタルフローに接続する役割を担っています。
▼ AI-OCRの活用に関するお問い合わせはこちら
- AI-OCRとは、手書きや印刷された文字をデジタルデータに変換するOCR(Optical Character Recognition/光学文字認識)に、AI(人工知能)技術を融合させた最先端のOCR技術のことです。 AI技術を組み合わせることで、従来のOCRに比べて文字認識精度やレイアウト解析精度などが大幅に向上。 ↩︎