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FigmaとFigJamはどう使い分ける?料金プラン・シート権限までワークショップで解説

【第2回workshop】figjamとfigmaの基本を知る=料金や使い分け

FigmaやFigJamを導入したいものの、
「何が違うのか」
「どちらを使えばいいのか」
「料金プランやシート権限をどう選べばいいのか」

で迷う企業は少なくありません。

特に、業務整理や要件定義、
UI設計、開発連携までをチームで進める場合、
ツールの選び方を誤ると、
情報整理が進まなかったり、
関係者間の認識が揃わなかったりすることがあります。

そこでエルボーズでは、
過去開催分から続くFigJamワークショップの一環として、
2026年6月24日(水)に「FigJamとFigmaの基本を知る」をテーマにしたワークショップを開催しました。

今回も、エルボーズのブランドマネージャー兼UXデザイナーである小谷望が登壇し、
FigmaとFigJamの違い、実務での使い分け、料金プランやシート権限の考え方について解説しました。

FigJamとは?考える・話し合う・整理するためのオンラインホワイトボード

FigJamは、Figma社が提供するオンラインホワイトボードツールです。
複数人でリアルタイムに考えを出し合う場面に向いています。

  • アイデア出し
  • 情報整理
  • 会議メモ
  • 付箋を使ったブレインストーミング
  • 業務フローの整理
  • ワークショップ進行など

主な機能としては、以下のようなものがあります。

  • 付箋
  • 図形・矢印・コネクト
  • コメント
  • ウィジェット
  • マーカー
  • 画像添付
  • テンプレート
  • AIによる要約や整理

FigJamの大きな特徴は、操作が直感的で、デザイナー以外のメンバーでも参加しやすいことです。
付箋を貼る、線でつなぐ、コメントを残すといった操作で、頭の中にある考えを画面上に出していくことができます。

そのため、まだ答えが決まっていない段階で、課題やアイデアを可視化したいときに力を発揮します。

たとえば、以下のような場面です。

  • 新規事業やサービスのアイデア出し
  • 業務フローの整理
  • 要件定義前の論点整理
  • ワークショップや振り返り
  • チーム内の認識合わせ
  • 優先順位の整理

FigJamは、いきなり成果物を作るためのツールというより、まずはチームの考えを外に出し、並べ、整理するための場所です。

Figmaとは?具体的な画面や成果物を作るデザインツール

一方、FigmaはWebサイトやアプリ、
システム画面などのUI/UXデザインをブラウザ上で作成・共有できるクラウド型のデザインツールです。

デザイナーが画面を作るだけでなく、
PMやエンジニア、クライアントなど複数の関係者が同じファイルを見ながらコメントしたり、
仕様を確認したりできます。

主な活用シーンは以下のようなものです。

  • Webサイトやアプリの画面設計
  • ワイヤーフレーム作成
  • UIデザイン
  • ボタンを押した際の画面遷移確認
  • デザイン案の比較
  • クライアントや社内からのレビュー収集
  • エンジニアへの画面仕様共有

特に開発連携で便利なのが、Dev Modeです。
デザイン上の余白、フォント、色、サイズなどをエンジニアが確認しやすくなるため、
デザインから実装への橋渡しがしやすくなります。

完成前の画面イメージを関係者に共有できることも、Figmaの大きなメリットです。
実際に作る前に「どのような画面になるのか」を確認できるため、
認識違いや手戻りを減らしやすくなります。

FigJamとFigmaの違い

ワークショップでは、FigJamとFigmaの違いを以下のように整理しました。

FigJamは「考える・話し合う・整理する」ツール。
Figmaは「具体的な画面や成果物を作る」ツール。

つまり、まだ答えが決まっていない段階ではFigJamが向いています。
課題を出す、アイデアを広げる、優先順位を決める、業務フローを整理するなど、思考を発散・整理する場面です。

一方で、作るものが見えてきた段階ではFigmaが向いています。
画面構成を作る、UIをデザインする、プロトタイプで動きを確認する、
エンジニアに仕様を共有するなど、具体化する場面です。

エルボーズのプロジェクトでも、
まずFigJamで課題や要件、業務フロー、必要な機能を整理し、
その後FigmaでワイヤーフレームやUIデザイン、プロトタイプ作成へ進める流れを取ることがあります。

FigJamで「何を作るか」を整理し、Figmaで「どのように作るか」を具体化する。
この流れを作ることで、議論から制作、開発連携までをスムーズにつなげやすくなります。

FigJamとFigmaは連携しやすい

FigJamとFigmaは、どちらもFigma社が提供しているツールのため、相互に連携しやすい点も特徴です。

たとえば、FigJamで整理した表や図をFigmaにコピーしたり、
Figmaで作成したバナーや画面案をFigJamに貼り付けたりすることができます。

そのため、FigJamで議論した内容をそのままFigmaでの制作に活かすことができます。

業務整理や要件定義の段階で出たアイデアを、
別の資料に転記し直すのではなく、
検討から画面設計までを同じ流れの中で扱えることは、チームの生産性向上にもつながります。

Figmaの料金プランとシート権限の考え方

Figmaを導入する際に迷いやすいのが、料金プランとシート権限です。

Figmaには、Starter、Professional、Business、Enterpriseなどのプランがあり、さらに利用者ごとにFull seat、Dev seat、Collab seatなどのシート種別があります。

大切なのは、組織全体でどのプランを使うかだけでなく、メンバーごとにどの権限が必要かを見極めることです。

たとえば、画面デザインや編集を行うUXデザイナーやUIデザイナーにはFull seatが必要になります。
一方で、デザインそのものは編集せず、
Dev Modeで仕様を確認して実装するエンジニアにはDev seatが適している場合があります。

また、FigJamやFigma Slidesを中心に編集するメンバーであればCollab seat、
デザインを閲覧してコメントするだけのクライアントや管理者であれば、
閲覧・コメント権限で十分なケースもあります。

すべてのメンバーに同じ権限を付与すると、不要なコストが発生する可能性があります。

そのため、導入時には以下の観点で整理するとよいでしょう。

  • 個人利用か、チーム利用か
  • 1つのプロジェクトで使うのか、複数プロジェクトで使うのか
  • デザインを編集する人は誰か
  • Dev Modeで仕様を確認する人は誰か
  • FigJam中心で使う人は誰か
  • 閲覧・コメントだけでよい人は誰か
  • セキュリティや権限管理の要件はどの程度必要か

料金プランやシートの内容は変更される可能性があるため、
最終的な金額や機能はFigma公式サイトで確認する必要があります

ただし、導入前に利用者の役割を整理しておくことで、
不要なコストを抑えながら、チームに合った運用を設計しやすくなります。

料金プランやシート権限は、公式ページで最新情報を確認しましょう

Figmaの料金プランやシート権限は、時期によって変更される可能性があります。

そのため、実際に導入を検討する際は、
最新の料金・機能・シート種別をFigma公式サイトで確認することをおすすめします。

Figma公式の料金ページでは、Starter、Professional、Business、Enterpriseなどのプランに加え、Full seat、Dev seat、Collab seatといったシート種別ごとの違いも確認できます。

導入時には、
公式情報を確認したうえで、自社の利用目的やチーム体制に合わせて検討するとよいでしょう。

Figma公式料金ページ
https://www.figma.com/ja-jp/pricing/

ワークショップでは「どちらのツールが向いているか」を実際に分類

今回のワークショップでは、
参加者が実際にFigJam上で操作しながら、
「これはFigJam向きか、Figma向きか、両方で対応できるか」を分類するワークも行いました。

たとえば、答えが決まっておらず、
整理したい・アイデアを出したい・優先度を決めたいものはFigJam向きです。

一方で、実際に作る画面が決まっており、
レイアウトやデザインを具体化したい、操作や画面遷移を確認したいものはFigma向きです。

また、会議中の意見を書き出す、
ユーザーインタビューの内容を整理するなど、状況によってはどちらでも対応できるものもあります。

重要なのは、「この作業はどのツールで行うべきか」を固定的に決めることではありません。
いまの作業が、考える段階なのか、具体化する段階なのかを見極めることです。

ツール導入の前に、業務の流れを整理することが大切

FigmaやFigJamは便利なツールですが、
導入すれば自動的に業務が整理されるわけではありません。

大切なのは、どの場面で誰が何を整理し、
どの段階で画面設計や開発連携に進むのかを決めることです。

たとえば、業務改善やDX推進の現場では、
いきなりシステムや画面を作り始める前に、
まずは現状の業務フロー、課題、関係者の認識、優先順位を可視化する必要があります。

その段階ではFigJamが役立ちます。

その後、作るべき機能や画面が見えてきたら、
FigmaでワイヤーフレームやUIを作成し、関係者と確認しながら具体化していきます。

つまり、FigJamとFigmaは単なるデザインツールではなく、
業務整理から要件定義、画面設計、開発連携までをつなぐためのプロセス設計ツールとしても活用できます。

まとめ

今回のワークショップでは、
FigmaとFigJamの違い、実務での使い分け、料金プランやシート権限の考え方について解説しました。

FigJamは、考える・話し合う・整理するためのオンラインホワイトボード。
Figmaは、具体的な画面や成果物を作るためのデザインツール。

この違いを理解することで、
業務整理や要件定義、UI設計、開発連携をよりスムーズに進めやすくなります。

エルボーズでは、
FigJamやFigmaを活用した業務整理、要件定義、DX推進、
ワークショップ設計などのご相談を受け付けています。

「業務フローを整理したい」
「システム開発の前に要件を可視化したい」
「社内でFigJamやFigmaを活用したワークショップを実施したい」

といった課題がありましたら、お気軽にご相談ください。

課題整理のご相談はこちら
https://www.lbose.co.jp/contact/

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第2回のワークショップレポートも公開しています。

「思考を整理する」を、型で覚える ― FigJamおかわり会ワークショップレポート】
https://www.lbose.co.jp/9263/

FigJamを使った初回ワークショップのレポートはこちらです。

【システム導入の前に、まず思考を可視化する ― FigJamワークショップレポート】
https://www.lbose.co.jp/8937/